出張整体院 快誠 の日記
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肩こりに肩甲骨上部内側を刺激する
2015.04.05
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肩コリで首まで張ってしまって辛いという人がいます。
そのコリも前面なのか後ろ側なのかは人それぞれですが、特に後ろ側が凝ってしまっている人は肩甲骨内側上部を刺激するとよい場合があります。
肩甲骨には僧帽筋が付いておりそれが首までつながっています。
肩こりによって首や肩甲骨周辺に不快感がでるのはその僧帽筋をはじめとした(僧帽筋は表層の筋肉でその下に深層筋があります)筋肉が固まるためです。
肩甲骨の上部内側あたりに指が届く場合、そこに人差し指もしくは中指を当てて押圧します。
まず、手を前からまわし、肩甲骨上部に持っていきます。
狙う場所は写真イラストのピンクの線のあたりです。
イメージとしては肩甲骨の上部の骨を感じながら行い、その部分をくっきりさせるイメージで行います。
コリがひどくて感じられない方は写真イラストにある骨格の肩甲骨の際あたりをイメージしておこなってもよいです。
押圧のしかたは呼吸に合わせて、吐くときに押します。
最初触れたときより柔らかくなったときがやめ時になります。
狙う箇所の肩甲骨の内側上角には肩外兪(けんがいゆ)と呼ばれるツボもあり、これは肩コリにはよく使用されます。
これと合わせて肩中兪(けんちゅうゆ)と呼ばれるツボも押圧するとよいでしょう。
こちらは頭を前に倒したときに首の後ろに出ている骨(第7頸椎)の少し下で、体の中心から親指3本外側に進んだところにあります。
さらにできる方は肩コリの名穴である肩井(けんせい)も押すとよいです。このツボは首の後ろの一番高い骨(第7頚椎)と肩先を結んだ線の真中にあります。
この記事で挙げた箇所は肩コリの方は特にそうですが、肩コリを感じていない方も押してみると実は以外に気持ちよく刺激を感じ押したあとは軽快になる場合もありますので、是非参考にしてみてください。