出張整体院 快誠 の日記
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足の親指内側にある重要なツボ
2015.09.14
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人は立って動くことができますが、その際、足の内側を意識することはとても大切です。
足の内側は親指がありますが、重心バランスを考える場合、親指側を意識することで中心軸も保ちやすくなります。
これが外側の小指側の方にいってしまうと下半身の脚全体を見た場合に、外に開き気味になってしまい、O脚などの原因にもなります。
空手の場合でも、足の親指の締めは何度も注意されるところであり、全身のパワーを最大限に使う際にも必要なところです。
そんな足の親指にあるツボを今日は紹介いたします。
足の親指の付け根の内側にあるツボで「大敦(だいとん)」と呼ばれます。
「大」には重要という意味があり、また親指は母指もしくは大指とも呼ばれ親指そのものを示すことも理解できます。
また「敦」は重厚やぶ厚いの意味もあり、この親指の部位の肉の厚さも意味しているのがわかります。
「敦」にはその他に「ずっしり安定している」や「あるべきところに落ち着ける」などの意味もあり部位そのものを表す以外にも上記の身体のバランスの関係などからツボの意味の深さを感じます。
というのは「大敦(だいとん)」は経絡では肝経に属し、肝臓にも関係しますが、もうひとつ精神的な強さにも関わる経絡でもあるからです。
このツボは下腿部内側の痛みや側腹部から下腹部の痛み、失禁、夜尿症、婦人科系の疾患男性性器の疾患などに用いられます。
セルフで行う場合、手の親指をツボにあて押圧します。
呼吸に合わせて吐く際に押圧します。
最初触れたときより、柔らかさや痛みの感じ方の変化を感じたときがやめどきになります。