出張整体院 快誠 の日記
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足首の調整が非常に気持ちよかった
2015.10.28
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整体術でイメージされる方の中には肩コリなら肩周辺、腰痛なら腰周辺のみの調整しかしないと思われる方も多いようですが、そこ以外にも調整も大事です。
特に快整体術は全身調整を基本といたしますので、調整時間にもよりますがそのほかの箇所も調整することも意識します。
それは、全身のつながりをみているからであり、結果的にそちらの調整もしておいた方が身体にとってはよいからです。
その絡みで昨日、施術させていただいたクライアントさんの話です。
定期的に通われている方で最初は肩コリと腰痛が主訴でしたが最近は特に気になるところはなくメンテナンスや、柔軟性のアップ、より快適な身体作りのために快整体術を受けてくださっています。
今回は足首の骨格調整をしているときに、少し抵抗するような動きをされなにか様子が変でした。
聞いてみるとその足首に違和感があるようでした。
足首は特に立った際には身体の下部で支えてくれているので、実は非常に大切なところです。ここが狂っていると膝、股関節、腰周りなどに悪影響を及ぼします。
東洋医学的にみても全身を流れている経絡において原穴(げんけつ)と呼ばれる気が集中する経穴(ツボ)も多数ありますので、そちらの点からも重要ですので全身調整を意識する場合、外せないケースが多いです。
ですので足首の調整はこのクライアントさんにも施術の際はだいたい毎回行なっており、いつもは同じような調整をしていてもそういった反応はしませんし、今回、はじめの問診の際でも足首が気になることはおっしゃっていませんでした。
動かしてみて、本人もおかしいことに気づかれたことになりますが、足の甲側伸展方向に問題がありました。(専門的には方向がもう少し複雑になりますがあえて簡潔に記述してあります。)
その部分の調整をするべく、方向、角度を考えた調整をいたしました。
施術後感想を聞いてみるとその調整をおこなっているときは特に非常に気持ちよかったようです。
このように普通に生活をおこなっていて本人が気づいていない箇所も施術によって動かして改めて気づくケースもあります。
痛みがひどくなっている場合は、普段から気づくことになりますが、まだでてきていない潜在的な具合の悪さを取り除いておくことも定期的なメンテナンスのよいところになります。
東洋医学の昔の書物[黄帝内経]の言葉で『上工は未病を治す』というものがありますが、『上』は位の高さ、『工』は医者、を示し、病気になる前に未然に防ぐ医者を重宝していました。
未病医学の重要性を東洋医学では昔から説かれていたのです。