出張整体院 快誠 の日記
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風邪の影響で背中の上部が引き攣ってしまった人
2015.11.02
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昨日、施術させていただいた人の話です。
この方は、数日前に熱が出て、お腹の調子が良くない状態だったようです。
施術したときは、もう熱も下がり、お腹も回復している状態でした。
ただ、背中の右上部に引き攣りを感じているということでの相談でした。
風邪の場合、背中上部は「風門(ふうもん)や「肺兪(はいゆ)」などが関わるツボとしてあります。
この辺は特に風邪の引きはじめの際に邪気が入るところされていますが、この方のように風邪が回復してからも感じる場合があります。
それは、その人の体の歪みや、その人の体の使い方の癖からそこに負担がかかる場合、そこが弱ければ症状としてあらわれるわけです。
風邪の考え方の場合、ツボでは風門から風池に入り風府に溜まって悪さを引き起こすと考えられています。
また、経絡同士のつながりから脚に症状があらわれるケースもあります。
どこを調整すればよいかは、その人のその時に訴えている症状やその人の体の歪み、使い方、性質などから考え読み取ることになります。
この方の場合、引き攣りの原因として強かったのが体の歪みで、触診した際に胸椎上部が背面からみると右に湾曲していました。
経絡の調整もよかったようですがその胸椎上部の歪みが矯正されると引き攣りもなくなったということでした。
一般的な話になりますが、これから風邪も流行する時期ですが、風邪のひきはじめでゾクゾクした際は上写真のピンクの楕円で囲った「風門(ふうもん)や「肺兪(はいゆ)」 のあたりにホッカイロを貼るのもよいケースもありますのでぜひお試しください。