出張整体院 快誠 の日記
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風邪の際に邪気が集まり悪さを起こす箇所
2015.11.03
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昨日の風邪の話の絡みですが、風邪の場合、「風門(ふうもん)」から「風池(ふうち)」に進み、「風府(ふうふ)」にいたり、悪さを起こすことを書きました。
その中の「風府(ふうふ)」について書いていきたいと思います。
「風府(ふうふ)」 の「風」は字のごとく、風を意味します。
「府」は政府などという言葉で使われるように集まるところという意味があります。
ところで、東洋医学では、自然の気候の状態を「風」、「寒」、「暑」、「湿」、「燥」、「火」で表し、六気と呼んでいます。 通常の場合はこれらはごく自然の状態でありますが、異常が生じて病気の原因となった状態を「六邪」もしくは「六淫」と呼びます。
「風邪」は風の気が異常に働き邪となり悪さを引き起こしている状態となります。
ですので、そういった風邪を引いた状態になったときもその邪気が集まるところにもなります。
風邪の進行具合でもけっこう進んだ状態のときには、特に「風府(ふうふ)」に反応を示すケースがあります。
場所は後頭骨の隆起下側の陥没しているところにあります。
ツボとしては風邪、首のコリ、頭痛、鼻血、高血圧などに用いられます。
セルフで行う場合は、ツボに親指を当て、呼吸に合わせて吐くときに押圧していきます。
最初触れたときよりも柔らかくなったときがやめどきになります。