出張整体院 快誠 の日記
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春は肝臓のケアも
2017.02.20
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季節的には立春を過ぎ少しあたたかい日もでてきました。 この時期は三寒四温という言葉も使われるように寒い日と温かい日が繰り返され春に向かっていきます。 東洋医学的にみると春の臓器は「肝臓」にあたり、こちらのケアも大切になります。 東洋医学の肝臓の働きは蔵血や気の昇降にも関わりがあります。 そんな肝臓に関わるツボで『太衝(たいしょう)』を紹介します。 このツボは足の親指と人差指につながる足の甲の骨の間を足首方向に進んでいったV字状のくぼみの内側にあります。 「太」には重要、大切という意味があり、「衝」には通路や通り道という意味があります。 ここぬは動脈が走っておりその脈動を感じるところでもありますが、動脈の通路で大切な場所という意味になります。 このツボは古くから二日酔い、婦人科系疾患、尿道炎、足の冷え、めまい、耳鳴り、湿疹などに用いられてきました。 また、開脚にも関わるツボでそういった柔軟性をあげるのにも使用されます。 足にあり、一見肝臓に関係なさそうに感じるところでありますが、肝の経絡の原穴にあたり、原穴はその経絡の気が集中するところでもありますので、非常に重要なところです。 肝臓のケアや開脚の柔軟性アップに是非活用してみてください。 ツボの押し方としてはツボに指を当て、骨の方向に沿ったかたちで動かします。 最初触れたときより柔らかくなったときがやめどきになります。