出張整体院 快誠 の日記
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股関節近くにある大切なツボ
2017.03.06
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今日紹介するツボは股関節近くにある大切なツボです。 「居髎(きょりょう)」と呼ばれるツボです。 場所としては骨盤の上端を腰から腹にさぐっていき、前側にいったときに一番前側に突起しているところ(上前腸骨棘)がありますが、そこと股関節の出っ張りである大転子を結ぶ中点にあります。 このツボは古くから腰痛、膝痛、下肢の痛みやしびれ、月経不順などに使われてきました。 腰痛だとどうしても患部にあたる身体の背面の腰側に意識が向きがちですが、前側や横側も実際は大事になります。 ですので、快整体術では腰痛でも背面ばかりではなく、前側、横側からのアプローチも大切にしています。 この「居髎(きょりょう)」は胆経に属し、身体の側面を支えてくれる大切な経絡でもあります。 人によっては腰痛とはいっても側面からの異常で痛みが関連していることもあり、そういったのは関節でいえば股関節の位置関係のずれや凝り固まりにより起こっている場合もあるのです。 そういった場合はこの「居髎(きょりょう)」のツボも反応点としてでるケースがあります。 「居髎(きょりょう)」の「居」は屈曲やかがむという意味があり、「髎」は骨の間隙や角をあらわし、股関節の陥凹部にあり、身体の屈曲などの動きでも大切なところという意味になります。 セルフの押し方としてはツボに親指を当て呼吸に合わせて押圧します。 最初触れたときより柔かくなった時がやめ時になります。