出張整体院 快誠 の日記
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胸椎の調整と普段教授されない股関節への技
2017.03.08
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快整体術の勉強会のときの話です。 最近あまり整体の授業や勉強会の時の話を書いていませんでした。授業自体はもちろん行っていたわけですが、春から快整体術の新講座を別の教室でも私が受け持つことになりましたので、そういった絡みもあり、これからそういった話も書いていければと思います。 そういった関係で快整体術での勉強会の際の話も今日は書いていきます。 勉強会で私が受け役で行っていたときのことです。 施術をする人によると私の身体は胸椎上部と骨盤の狂いがみられたようです。 私の主観でもその胸椎上部右側の痛みと股関節周りの蹴りの際の引っかかりと凝り固まりがありました。 実際、施術を受けて少しは胸椎上部のズレも戻っていたのですが、施術をしていた人の触診だと正常な位置まであともう少しというところでした。そこでさらによくするためにということで、中山先生が見本をみせてくれました。 胸椎上部の調整は上級コースで教授される技が施されました。 胸椎上部の狂い特に胸椎1番2番などへの正確なアプローチは難易度が高いです。さらに胸椎をしっかり調整するためには肋骨も考慮しての調整が必要になります。 そういったことも含まれた技ですが、それによりその上部の不快感がスッキリしました。 施術をしていた人も中山先生の施術後に触診で確認をしたら狂いがとれているとのことでした。 また股関節の凝り固まりも施術をしてくれていた人の調整でもよくはなっていたのですが、さらにということで股関節への調整も中山先生がしてくれました。 この技は普段授業では教授されない技で私が受けるのも初めてでした。 調整を受けながら、股関節がいつも動かない可動域を超えて伸ばされているのを感じていました。 その施術を受けて確認しましたが、動きとしては引っかかりのあった蹴りで確認をしました。 そうすると普段感じないような軽さになりました。そしてさらに身体の中心軸の安定感も感じました。 調整を受けながら感じていたのが、お腹の内部への刺激です。 股関節の調整をしながらお腹の中がはっきり動いているのを感じたわけですが、筋肉でいえば腸腰筋です。 腸腰筋は一般的には大腰筋と腸骨筋を合わせた呼び名ですが、この大腰筋も腸骨筋も股関節の内側にある小転子に付着しており腰の内部から股関節と繋がっています。 そのため腸腰筋は中心軸の安定を保つためには非常に重要な役割があるわけですが、そういったところにも効いたことで、安定感がでたわけです。 そして、しっかりした調整でなければ、そういった内部が明確に動いているのは感じられません。 この技を別の人も受けたのですが、その人は私よりも断然股関節は悪く、痛みが伴っていました。 でも、その調整だと、動かされている最中も痛みを感じることなく可動域が上がっているのに驚きと不思議さを感じていました。 調整後は可動域が上がったのはいうまでもなく、痛みも解消しているのに喜ばれていました。