出張整体院 快誠 の日記
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酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞の細胞
2016.07.25
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呼吸で重要な身体の器官である肺ですが、体の胸部の中に位置します。 この肺は自身で動くことはできず、胸郭と横隔膜の動きをもって動いてくれています。 胸郭部は周囲が肋骨に囲まれ下方に横隔膜があります。 胸郭が拡張あるいは横隔膜が下方に下がることで胸郭の容積が大きくなり肺がふくらみそこで酸素が吸い込まれることになります。 逆に、胸郭が収縮あるいは横隔膜が上方に動くことで胸部が小さくなり肺も縮ませ、肺の中の二酸化炭素を中心とした空気を排出します。 イラストをみてわかるように今回の記事では詳しくは書きませんが千唐流空手では下側にある骨盤底筋も意識させます。骨盤底筋は第二横隔膜とも呼ばれます。 ここでもう少し肺について細かくみていきますと、肺は肺胞と呼ばれる直径約0,06〜0,3ミリメートルの細かな袋状のものが約6億個ほど集まってできたものです。 この肺胞の壁はⅠ型肺胞上皮細胞とそれを支える基底膜という層からできており、そこには毛細血管があり、吸い込んだ空気から酸素を取り込み、二酸化炭素を排出しています。 吸い込んだ空気と血液をへだてる壁の厚さは薄い部分で約5000分の1ミリメートル程度しかありません。 肺胞の中には吸い込んだ空気に混じって、ホコリや細菌などが侵入してきますが、そのような異物は肺胞の中にいるマクロファージによって除去されます。