出張整体院 快誠 の日記
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心臓や胃に関わる重要なツボ
2019.03.25
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今日はツボの話です。
タイトルにあるように心臓や胃に関わる重要なツボです。
人の腹部には東洋医学の気のルートである経絡の考え方では、その経絡の中でも「募穴(ぼけつ)」というものが多く点在しています。
この募穴は募集という言葉があるように経絡の気が集中するところとなります。
また古くから慢性病にも使われています。
言い換えれば各経絡の邪気が溜まるところともいえますが、そういったところをきちんと調整することは大変大事になります。
ですので、全身調整を基本とする快整体術でも腹部の調整はかなり重要視しています。
さて、そういった特徴がある募穴に属し、経絡の中でも心臓に関わる経絡のツボが「巨闕(こけつ)」です。
身体の胸骨の下の剣上突起と呼ばれる骨の出っ張ったところから指二本分下に位置します。
「巨闕」の「巨」は東洋医学でいう心の臓を表し、「闕」は東洋的には天子がいるところされています。
この天子というのは尊い人を表します。
これらを合わせると心の臓に関わる重要なところとなります。
このツボは古くから動悸・息切れ・胃酸過多・胃けいれん・胃弱による胸やけなどにも用いれており、心臓だけでなく胃に関わる症状にも使われてきている経穴です。
ストレスで胃や心臓の働きに乱れが生じている際にも用いることができます。
ストレスで胃が痛くなったときなどの場所はこの辺ではありませんか?
セルフの調整としては仰向けに寝て膝を両膝を立てます。
ツボに対して両手を重ねて息を吐く際に押圧します。
最初触れたときよりも少し柔らかくなった時がやめ時になります。