出張整体院 快誠 の日記
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風邪で背中も凝る
2019.05.03
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先日、施術させていただいた整体のクライアントさんの話です。 この方は定期的に受けてくださっている方ですが、施術を受けたときは風邪が少し残っている状態でした。 最近の気温の乱高下に身体もびっくりして体調を壊してしまったとのことでしたが、様子を伺うと背中が張って痛いということでした。 その話を聞き触診をすると背中がいつもより張りやコリがあるのがわかりました。 同時に背骨のゆがみもありました。 そのため、そちらに合わせた調整を行っていきました。 まず、快整体術の施術としては経絡調整と骨格調整の二大支柱に則って調整を行っていきます。 そこでですが、背中側の上部は東洋医学的に風の邪気の通り道でもある風門(ふうもん)や肺兪(はいゆ)などの経穴があります。 比較的ここは初期の症状でもあらわれるところでもありますが診断点としても使われます。 ただ、初期だけではなく身体の状態としては風邪を引いていればでやすいところともいえます。 というのは風邪の場合、呼吸器系の問題になりますので、見える身体としても肺を包む肋骨周りにも影響がでるからです。 肋骨周辺は風邪を引いて咳をしたときのことを考えていただければわかりやすいかもしれませんが、肋骨周りにもかなり負荷がかかっているのを実感される人も多いのではないかと思います。 調整としてはその肋骨や背骨を含む胸郭を意識した背中側の調整から行っていきました。 まずは経絡調整でゆるめて、骨格調整もおこないます。 もちろん身体の前側にも中府(ちゅうふ)をはじめとした風邪や呼吸器に関わる経穴がありますのでそういったところも調整することになります。 さらに、この方の場合は肩や肘の調子も悪く合わせて調整していきました。 ここでも経絡の調整からですが、イラストは肺経になります。 見ていただいてわかるように肺経は肘や肩前面を通ることになり、風邪などを引いて調子悪い場合はそこに症状がでてもおかしくはないのです。 こちらも経絡の調整からさらに骨格の調整を行うことにより、肩が挙げづらかったのが上がるように好転したのを実感されていました。 こういったところの調整もしつつ、全身の調整を行うことでかなり身体が軽くなったと喜ばれていました。