出張整体院 快誠 の日記
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経絡の特徴からも風邪に関係
2019.06.11
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昨日はツボの話で「兪府(ゆふ)」の話をしていました。 このツボは風邪にも関わり、咳に関係しているところを書いていましたが、もう少し補足しておきます。 風邪との関係性としてはこのツボが属している経絡に特徴があります。 実は兪府が属している経絡は足の少陰腎経になり、ここは身体の中の元気や精力を司っているところでもあるのです。 風邪では体力が低下しますが、そういったところに対して精力増進や体力アップに関わる腎経を刺激することで回復を促す意味もあるのです。 イラストが足の少陰腎経の経絡図になりますが、もしかしたら足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」と呼ばれるツボは比較的有名なのでご存知の方も多いかもしれません。 湧泉は身体の中に流れるエネルギー(東洋医学では気と呼びますが)を捉えた場合、この湧泉穴から気が泉のごとく湧き出る箇所と考えられています。 まさに元気に関係するということが想像しやすいツボでもあります。 そういったツボもある腎経ですが、この湧泉から始まり、兪府まで流れているのが経絡図を見ていただいてもわかるかと思います。 そういった特徴がある腎経に属すのが兪府でもるのです。 今日の記事は昨日の補足として書かせていただきましたが、紹介した湧泉は足裏にあり刺激はしやすいので、気づいたときに押されることをおすすめします。 ちなみに湧泉は足裏の土踏まずの際にあり、母指球と小指球の谷間にあります。