出張整体院 快誠 の日記
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指先にある肺に関わるツボ
2020.05.22
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今日、紹介するのは少商(しょうしょう)というツボです。
このツボもは肺に関わる経絡の肺経(はいけい)に属します。
そしてこのツボは指先にありますので、昨日の記事で紹介した中府(ちゅうふ)よりも調整しやすいと思います。
写真のように親指の爪の生え際の外側にあります。
ここでの「少」という字は末端を意味し、「商」は五行説の中の五音のひとつになります。
五行説は東洋思想で万物を構成する要素は「木」「火」「土」「金」「水」の五つの気の分けられ、それらが組み合わさって全ての事象は説明できるという考えのものです。
その中で「肺」は「金」でありその中の音が「商」になります。
五行説がわかりやすいように下でも代表的なものを表します。
木 火 土 金 水
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
五臓 肝 心 脾 肺 腎
五音 角 徴 宮 商 羽
五色 青 赤 黄 白 黒
腕の末端の指の先にある肺に関わるツボということで名付けられているツボですが、古くから喉の腫れ、喘息、指の痺れなどにも使われきたツボです。
セルフの調整法としては反対側の親指と人差し指で親指をはさみ、親指側がツボに当たるようにして押圧していきます。
呼吸に合わせて息を吐くのに合わせて押していきます。
最初触れた時よりも柔らかくなった時がやめ時になります。
ぜひ活用していただけば幸いです。