出張整体院 快誠 の日記
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肺の気が深く溜まる重要なツボ
2020.05.23
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今日、紹介するのは太淵(たいえん)というツボです。
このツボも肺に関わる経絡の肺経(はいけい)に属します。
こちらは手首に位置し、昨日の記事の少商(しょうしょう)の近くなります。
イラストの場所になり手首内側で横紋の親指側の端にあります。
ここでの「太」という字は「太子」や「太極」という字で使われるように一番やはじめの意味があったり、また「太閤」「太后」などで使われるように尊いものを表す字でもあります。
「淵」は深淵という字で使われるように奥深く底知れないという意味があったり、水が淀み深く溜まっているところを示します。
東洋医学では「気」の流れを「水」の流れで表現したり捉えますが、この「太淵」という字の意味から肺の気が深く溜まる重要なツボとなります。
このツボは古くから風邪をはじめとした呼吸器系の疾患や咳、手首の痛み、肩こりなどに使われてきました。
セルフの調整法としては反対側の親指がツボに当たるようにして押圧していきます。
呼吸に合わせて息を吐くのに合わせて手首の隙間に入っていくようにすると良いです。
最初触れた時よりも柔らかくなった時がやめ時になります。
ぜひ活用していただけば幸いです。