出張整体院 快誠 の日記
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肺に関わる大切なツボ
2020.09.30
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腕を曲げ、グッと力を入れたときにできる力こぶ。強さを感じます。 古流の空手をやっていると力こぶ以外にも、全体の筋肉の連動性が使えないといけないことを身を持って教えられます。 力を発揮するときには必ず呼吸を意識しなければなりませんが、実はこの力こぶができる筋肉のところに肺が関係するツボがあります。 肺経の「侠白(きょうはく)」というツボです。 場所は力こぶができる筋肉の間で乳首の高さにあります。 この名前の由来ですが、「侠」ははさむという意味を持ちます。 「白」にはいろいろな意味がありますが、ここでは五行説という独特の考え方に基ずくところからくる「白」の意味にとります。 五行説では各臓腑に対応する色を想定し、それが診断や治療にも応用できると考えています。 白に対応するのは肺とされており、ここでいう白とは肺を指します。 そこから、このツボは肺をはさむ位置にあるという意味になります。 このツボの効能としては、咳・痰・動悸・息切れ・みぞおちから胸にかけての痛みなどがあります。