出張整体院 快誠 の日記
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腰や子宮に関わるツボ
2021.08.02
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今日はツボの話です。 ツボ(経穴)の名前は面白いもので、そのまま場所を表したり、場所を想像させたりするものも多くあります。 これは漢字だからこそ理解できます。 東洋的に見つけられ、出来上がったからこそ当然と言えるかもしれませんが、そういった漢字のもつ意味を考えることと、さらに施術による症例を通した経験を重ねるとその奥深さが見えてくることもあります。 さて、今日紹介するツボ(経穴)は「胞肓(ほうこう)」と呼ばれます。 「胞」は子袋を意味し、つまり子宮を表します。 「肓」は穴を意味し、そのままツボを表します。 合わせると子宮に関わるツボになります。 そのため、このツボは古くから子宮など婦人科系に関わる病気などにも用いられてきました。 では男性には関係ないのかといえばそうではなく、腰痛や背中の痛み、急性の腹痛、尿路結石などのために起こる排尿時の痛み、排尿困難、消化不良などにも用いられてきました。 その場所ですが、まずお尻の上部真ん中に仙骨と呼ばれる骨があります。 その横には腸骨と呼ばれる二つの骨があります。 仙骨には孔(こう)つまり空洞があり、その上から2番目を第二後仙骨孔と呼びます。 そこから外側に指三本分ほど横に進んだところにこのツボは位置します。 イラストの赤い点のところになります。 セルフの調整としては親指がツボに当たるように横から腰を挟むように両手を当てます。 呼吸に合わせてゆっくりと吐く時に押し回しを行います。 数回繰り返し、最初触れた時よりも柔らかくなった、痛みが柔らいだときがやめ時になります。 今はリモートでデスクワークの方も多くいらっしゃいますが、座り続けて腰が固まった時にもその緩解に利用できます。