出張整体院 快誠 の日記
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へそ下にある元気の要のツボ
2021.08.23
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前回のツボの記事で腹部にある「気海(きかい)」のツボを取り上げました。 今日はそこの近くにあるツボをもう一つ紹介いたします。 それは「関元(かんげん)」と呼ばれるツボです。 「関」は塞ぎ止めるとか閉ざす意味があります。また、昔は関所の字でも使われていたように通路の要になるところになります。 「元」は元気の意味があります。 東洋医学では気は体内の生命エネルギーでとらえますが、そのエネルギーの中でも元気が集まる要の箇所と理解できます。 また、東洋医学で「丹田(たんでん」という言葉もよく聞きますが、このツボの箇所にあるといわれています。 丹田は実在として機能するよりはイメージングと心の働きで機能します。 武道・武術でも丹田は重要視されます。 実際のツボの箇所としてはへそから下に指3本半分下がったところにあります。
この場所は古くから腹痛、生理不順、生理痛、夜尿症、冷え性、下痢、便秘、精力減退、陰萎、腎臓病、子宮筋腫などに用いられてきました。 セルフの調整としてはまず仰向けに寝て膝を立てます。 その状態から利き手の中指をツボに当てるようにして、反対の手をその上に重ねるようにしてのせます。 呼吸に合わせて息を吐きながら押圧していきます。 数回繰り返し、最初触れた時よりも柔らかくなった、痛みが和らいだ時がやめ時になります。