出張整体院 快誠 の日記
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心に関係する胆経
2013.09.23
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武道の極意言葉に「一眼二足三胆四力」という言葉があります。
これは武道において重要なところを順番に表した言葉です。
一番目「眼」、二番目に「足」、三番目に「胆」、四番目に「足」が大事ということです。
一眼二足は非常に重要で当ブログでも何度かそれに関わってくることで出てきていると思います。これからも出てくるとは思いますが、今日は三胆の部分につい武道の面と整体の面から話をします。
「胆」は胆力=(度胸)を意味します。
これらのことについては中山隆嗣先生の著書「だから、空手は強い!」(BABジャパン刊)や「活殺自在になる」(BABジャパン刊)
に詳細が書かれていますのでご興味ある方は一読していただきたいのですが、ここでは「だから、空手は強い!」の中から少し引用いたします。
「だから、空手は強い!」p170より
三つ目に挙げてある「胆」だが、物事をなす時、怖じ気づいてしまったり、決断がちょっとでもズレれば致命的な結果になる場合がある。
これは仕事にも言えることだが、大きな仕事や生涯をかける選択を迫られる際、度胸がないばかりにせっかくのチャンスをフイにしてしまう話も耳にする。
戦いの場では強い心があってはじめて躊躇なく身体を動かせる。
「胆」は心構えに通じるものであり、感性の導きに従った動きを行うよう心がける。
引用ここまで
ここに挙げられているように「胆」は心の強さであり、精神的な部分に関与しています。
東洋医学からのつながりからみると、そのまま「胆経」という経絡につながります。
「胆経」の走行部位は、頭部から足先までの身体の側面を流れています。
精神的なストレスがある場合この経絡の走行部位に何らかの異常が起こる場合があります。
わかりやすい事例ですと、頭の横も流れていますから、偏頭痛などもその一つといえます。
偏頭痛もそうですが、ストレスが原因で腰痛などが起こるケースもあります。
そういうときにこの経絡を用いることで好転される場合もあります。