出張整体院 快誠 の日記
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肺の話
2013.10.08
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今日は肺の話です。
肺というと大きな袋をイメージする人も多いかもしれませんが、肺というのは大きな袋ではなく、肺胞という小さな袋状のものの集まりで、その数は両方の肺を合わせると約6億個あり、ガス交換に関わる肺胞の面積は約60平方メートルになると言われています。
肺は胸郭内にあって、心臓の両側に位置します。
ただ、同じ大きさではなく、右側が約2割ほど大きくなっています。
肺の働きは酸素を入れ二酸化炭素を排出することですが、肺の中では静脈血から二酸化炭素をとり、その代わりに酸素を与えて動脈血にするというガス交換が行われています。
呼吸の際、息を吐けば全ての二酸化炭素が排出されると考えがちですが、どうしても残ります。
また空気は酸素のみだけでなく窒素も含まれており、そういう意味では肺の中は複数の気体で満たされているわけです。
そのような状態にもかかわらずガス交換が行われるというのは、圧力の差になります。
また、呼吸のしかたには胸式呼吸や腹式呼吸がありますが、肺自体は自ら動いておらず、胸郭の動きや横隔膜の動きによって肺を動かしています。