出張整体院 快誠 の日記
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気温差で身体もびっくり
2015.04.11
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今週の東京は水曜日に雪混じりの雨で気温は3度となったりと、それ以前には春の陽気で23度まで高くなったりとしているときもありました。
気温差は実に20度近くもあり、これでは身体もびっくりしてしまいます。
私のまわりやクライアントさんでも体調をくずしてしまっている方もいらっしゃいました。
特に人間の身体は急激な温度変化に対応できるのは5度までといわれており、それ以上になれば自律神経も乱れます。
自律神経は自分の意思とは無関係に気温の変化やストレスなど外部からの刺激や、内部の刺激に反応して、体内の機能を調整する働きをしています。
ここが乱れるとめまい、頭痛、倦怠感、疲れ、やる気がでない、眠れないなどの症状をはじめとして、体調を崩しやすくなります。
自律神経の乱れを少しでも調整するのに有効なのが、お腹の調整です。
特に中脘と呼ばれるツボを押すとよいです。
上イラストは中山隆嗣先生著「整体ツボドリル BABジャパン刊」より
中脘はへそとみぞおちのちょうど真ん中に位置します。
ここは太陽神経叢(腹腔神経叢)と呼ばれる自律神経のかたまりのような場所でもあります。
そういった意味でも中脘のツボを押すことで自律神経の乱れを調整しようとするわけです。
また春はこういった気温差もさることながら新生活がスタートしている方もおり、新しい環境でのストレスを抱えている方もたくさんいらっしゃると思います。
そんなときもストレスバスターとしてこの中脘のツボを活用してみてください。
セルフでの調整のしかたとしては、まず仰向けになり膝を立てます。
これにより腹直筋の余計な緊張をとります。
その状態でツボの位置に利き手の中指を当て、反対の手もその上に重ねて呼吸に合わせて息を吐くときに押圧を行います。
個人差はありますが自律神経が乱れている方は少し押圧しただけでも痛いかもしれません。
ただ自分で行う場合は微調整もしやすいと思いますので、痛気持ちよいくらいの圧加減で押圧し、最初に押したときよりも柔らかくなったときがやめ時になります。