出張整体院 快誠 の日記
-
足がつるのがなくなってきた人
2015.04.17
-
最近、定期的に受けてくださっている整体のクライアントさんの話です。
この方の主訴は腰痛ですが、それとともに足がつることでした。
足がつるところの代表的なところとしてはふくらはぎのつりです。
ただ、この方の場合はつるのがふくらはぎではなく、下腿部の脛(すね)側です。
筋肉のつりは筋肉痙攣の一種ですので、つるといっても出る場所は人それぞれです。
原因としては筋肉の疲労、冷え、ミネラル不足などがあり、その他には神経の異常反射や薬の服用による副作用、糖尿病や内臓の病気なども挙げられます。
私のクライアントさんの場合、定期的な施術を受けてくださっていたことにより施術前は週に3~4回ほどつっており、つるのが始まると長いと1~2時間ほど痛いのがおさまらない状態だったようですが、それがほぼなくなり、つったとしてもすぐおさまるようになったと喜びのお声をいただきました。
この方の場合は、骨盤や腰椎に狂いがみられるとともに、胃潰瘍を起こしたことがあるなど、胃の弱さもみられました。
ここで着目すべきは、胃の問題です。
快整体術は経絡調整と骨格調整が二大支柱になっていますが、このケースの場合、経絡調整ではその胃に関わる経絡が脛(すね)の前面に通っていることも考慮します。
経絡の考えとしてそれに関わる臓腑にも影響を与えますがその経絡が走っている走行部位の筋肉などにも影響を与えます。
骨盤・腰椎の狂いからくる腰痛もさることながら、それをかばう身体の使い方で脛(すね)の前面に負担がかかるような立ち方などをしていたことも予想されます。
この方の場合はそのすねの前面に負担がかかる身体の使い方と胃の異常が重なり、すねの前面がつるという症状がでていたと考えられます。
見方としては細かく話すともっと詳細になりますが、複雑になりますので割愛いたしますがその経絡のつながりからも症状がでていました。
もちろん、脊椎の関わりから胃は胸椎6、7番あたりも関係しますのでそういったところも調整するわけですが、関係するところをふまえて定期的に調整することで、腰痛の解消とともに、足のつり、胃の強化もはかることができてきています。
快整体術ではその人それぞれの状態を観ていきますのでひとりひとりの症状へのアプローチは変わっていきます。
また、身体自体も日々変化しているわけですから毎回調整も変化していくのです。